泊まった旅館やホテルで見かけた…海外客から買いたいとの声が相次ぐ 「かぐや姫」「浦島太郎」…日本の昔話をデザインした“キューブ形のアダプター”
こんなところにもあったインバウンド需要
長野県の音響・通信機器製造メーカーの城下工業(上田市)は、海外の電気製品の電源プラグを国内で使えるようにする変換アダプター「レンコン」に、日本の昔話を題材にした新シリーズを加えた。外国人観光客が増加する中、「日本からの土産物にしたい」との要望が高まっていることを踏まえた。 【写真】桃太郎のアダプター
コンセントにアダプターを差し込むと、日本とは形状の異なる海外製家電や充電器などのプラグが使用可能になる。8種類のプラグに対応。商品名は、アダプターの受け口がレンコンの断面に似ていることにちなむ。
レンコンは5年ほど前から、外国人観光客を受け入れるホテルや旅館などに販売。施設が備品として貸し出していたところ、購入したいという声が相次いだため、日本らしい絵柄をアダプター側面にあしらった。
「花咲かじいさん」「かぐや姫」「浦島太郎」「桃太郎」を題材とし、各1760円。自社の販売サイトや宿泊施設、空港の売店などで取り扱う。今後、浮世絵や「ご当地もの」の商品化も検討する。