スコセッシ監督、ビートルズの米国デビューを描く新ドキュメンタリーを発表
マーティン・スコセッシ監督が制作総指揮を務めるビートルズの新ドキュメンタリー「ザ・ビートルズ '64(原題)」が、ディズニープラスで独占配信されることが明らかになった。英紙インディペンデントが報じている。 「ザ・ビートルズ '64(原題)」は、1964年2月7日、米ニューヨークのケネディ国際空港に4人が降り立った瞬間から、アメリカ全土に広がったビートルズ現象を追う。7300万人以上が視聴したとされる「エド・サリバン・ショー」でのデビューや、ワシントンDCコロシアムで行われた初のアメリカツアー公演の模様も収録される。 同作には未公開映像に加えて、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターのインタビューも収録されている。また、21年に公開された「ザ・ビートルズ Get Back」を手がけたピーター・ジャクソン監督の製作会社ウィングナット・フィルムズが、AI技術を駆使して音源の「デミックス(demix)」(ボーカルと楽器のパートを分離する処理)を行い、再ミックスが施されている。 ジャクソン監督の「ザ・ビートルズ Get Back」が69年1月、アルバム「レット・イット・ビー」制作時のバンド内の関係性やクリエイティブプロセスに焦点を当てたのに対し、「ザ・ビートルズ '64(原題)」は彼らのキャリア初期を描くものとなる。 監督を務めるのは、スコセッシ監督がメガホンをとった「ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム」や「ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム」といった音楽ドキュメンタリーで編集を手がけたデビッド・テデスキ。スコセッシ監督は制作総指揮を担当し、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの息子ショーン・オノ・レノン、ジョージ・ハリソンの妻オリビア・ハリソンも共同制作者として名を連ねる。 「ザ・ビートルズ '64(原題)」は、11月29日にディズニープラスで世界配信される。