「喜劇役者たち　九八とゲイブル」

名作映画やミュージカルなど、話題の作品を網羅するCS放送「衛星劇場」。10月は「懐かしのちょいレア劇場」を始め、TV初放送の浦井健治主演舞台「モンパルナスの奇跡～孤高の画家モディリアーニ～」、元タカラジェンヌ・トップスター朝夏まなとのアニバーサリーコンサートなど盛りだくさんのラインナップとなっている。 【写真】浦井健治の歌唱力を余すところなく味わえるライブツアー「浦井健治 Live Tour 2023～VARIOUS～」 ■「令和によみがえる。懐かしのちょいレア劇場」特集 なかなか配信・放送の機会に恵まれなかった劇場作品を総特集。衛星劇場初放送のみならず、初のHD放送となるタイトルも取り揃えている。10月2日(水)朝8:30から放送される「なんとなく、クリスタル」はかとうかずこと亀井登志夫が出演の作品で、1982年以来ぶりの放送。当時“クリスタル族”という流行語を生んだ田中康夫の同名ベストセラーを映画化した。 ほかにも愛川欽也＆タモリが出演する幻の名作「喜劇役者たち　九八(クーパー)とゲイブル」が10月3日(木)朝8:30から放送。ある喜劇役者が旅先で出会った奇妙な男とコンビを組み、珍芸を披露しながら浅草の売れっ子になっていく姿を描いた、井上ひさしの同題名小説の映画だ。 10月の特集作品は以下のとおり。 ・「ペエスケ ガタピシ物語」10月9日(水)朝8:30～ 出演：所ジョージ／秋野暢子 ・「三本木農業高校、馬術部 ～盲目の馬と少女の実話～」10月4日(金)朝8:30～ 出演：長渕文音／柳葉敏郎 ・「発狂する唇」10月11日(金)深夜1:45～ 出演：三輪ひとみ／鈴木一真／大杉漣 ・「血を吸う宇宙」10月11日(金)朝8:30～ 出演：中村愛美／阿部サダヲ ■ミュージカル「モンパルナスの奇跡」放送記念　～浦井健治特集～ 10月27日(日)夜7:30から放送の「モンパルナスの奇跡」は、"稀代の美男芸術家"モディリアーニと、彼の才能に惚れ込んで支え続けたズボロフスキーという2人を巡る友情と真実の愛、そして芸術にかける執念とプライドを描いた珠玉のミュージカル。。 20世紀初頭、モンパルナス界隈の芸術があふれかえっていた時代を題材として、2024年6月中旬に上演された同作。ミュージカル界のスター俳優・浦井健治が、稀代の画家モディリアーニを演じた。 また衛星劇場では「ミュージカル「モンパルナスの奇跡」放送記念　～浦井健治特集～」と題して、浦井健治特集を実施。「デスノート THE MUSICAL 浦井健治×小池徹平」を10月26日(土)夜7時から、ミュージカル「COLOR」【成河＆濱田めぐみ／浦井健治】を10月26日(土)夜9:45から、ミュージカル「COLOR」【浦井健治＆柚希礼音／成河】を10月27日(日)昼4:00から、舞台「家族モドキ」を10月27日(日)夜5:30から放送する。さらに2023年5月に3rdアルバム「VARIOUS」を携えて開催されたライブツアー「浦井健治 Live Tour 2023～VARIOUS～」も、10月26日(土) 夜5時から放映。ミュージカル好きのみならず、音楽ファンも楽しめる内容になっている。 ■どっぷり朝夏まなとDAY 元タカラジェンヌのトップスター・朝夏まなとを大特集。「どっぷり朝夏まなとDAY」として、10月13日(日)夜7時の「朝夏まなと20th+1st Anniversary Concert『MANA-TRIP』」など見ごたえのある映像を披露していく。 「朝夏まなと20th+1st Anniversary Concert『MANA-TRIP』」はデビュー21周年を迎えた、元宝塚歌劇団の宙組トップスター・朝夏まなとによる1日限りのアニバーサリーコンサート。構成・演出を手がけるのは宝塚歌劇団の野口幸作で、出演者には朝夏とトップコンビを組んだ実咲凜音に加え、愛月ひかる、風馬翔、伶美うらら、秋音光、華妃まいあという元宙組メンバーが顔をそろえる。朝夏の在団時代の作品から退団後のミュージカル作品まで、多彩な楽曲が披露された。 さらに10月13日(日)夜4時45分からは、「加藤和樹×朝夏まなと THE Roots Returns-Thank you-」を放送。ミュージカル界でも活躍中の加藤和樹と朝夏が、2022年7月大反響だった2人のルーツを辿るオーケストラ・コンサート『THE Roots』を再演した。今回も前回好評だった「加藤和樹の夢かなえたろかスペシャル」(朝夏命名)の完全版や2人が好きすぎる“あの曲”など新たな楽曲を追加し、ジャンル問わずさまざまな曲をオーケストラにのせて披露する。 また10月13日(日)昼2時から放送されるのは、舞台「SHINE SHOW！シャイン・ショウ！」。日々仕事で苦しみ、理不尽な人間関係で悩み、時には涙し喜びに歓喜する…そんな働く者たちのドラマと、最後に迎えるとんでもなく華やかな舞台とバックステージのドラマとを交錯させた名作舞台だ。 主演の朝夏まなとがカラオケ大会運営スタッフを演じ、共演には中川晃教、小越勇輝、花乃まりあ。そして東京サンシャインボーイズの傑作『12人の優しい日本人』を2020年のコロナ禍でZoomを通して読み合わせる「12人の優しい日本人を読む会」で演出を手掛けた冨坂友が脚本を務めた。