宇佐市院内町の生産者らが「お家でゆず湯セット」作製 きょうから大分空港などで販売
冬至(21日)を前に、大分県内有数のユズ産地・宇佐市院内町の生産者らが16日、「お家でゆず湯セット」を作った。18日から大分空港(国東市)と宇佐市内2カ所のJAおおいたふれあい市場で販売する。 宇佐柚子(ゆず)生産組合(佐藤浩組合長、74戸)とJAおおいた北部営農経済センター、市が院内産ユズのPRのため、冬至に合わせて毎年、作製している。 16日は同町山城のJAおおいた院内出張所に10人が集まり、鮮やかな黄色のユズを3~4個ずつネットに入れてラベルを貼り、約140セットを作った。 同組合によると、裏年に当たる今年は生産量が例年の半分程度だったものの、少雨で病気の発生が少なく、皮に光沢があって品質は良いという。 18~24日は大分空港1階の足湯コーナーがゆず湯になるほか、冬至前後には院内と同市安心院両町にある六つの温泉施設でも浴槽にユズを浮かべる。 佐藤組合長(71)は「漬かると風邪をひかないと言われるゆず湯で、寒い冬を乗り切ってほしい」と話している。