菊池雄星、移籍先でいきなりジャスティン・バーランダー以来の球団タイ記録
ヒューストンの新加入左腕が本拠地でのデビュー戦で、トレードの対価が適正であったことをパフォーマンスで示した。
アストロズの菊池雄星は現地8月2日(日本時間3日)、ミニッツメイドパークでのレイズ戦に移籍後初となる先発マウンドに上がると、5回2/3を投げ、3安打2失点、11奪三振3四球と好投した。
クオリティ・スタートには一死足りなかったものの、途中、球団最多タイ記録となる8連続奪三振をマークするなど、インパクトのある投球を見せ、チームによる3-2の勝利に貢献した。なお、菊池に勝者はつかず、アストロズでの初白星は次戦以降へお預けとなった。
『MLB.com』は同日付で「キクチがアストロズデビューで球団タイ記録」と題した速報記事を掲載し、その冒頭で、左腕が球団最多タイ記録となる8連続奪三振をマークしたことを伝えた。
そして、「月曜にブルージェイズからトレードで獲得したキクチは、最初の6球で二塁打と本塁打を許すも、その後は落ち着き、対戦した20打者のうち16打者を討ち取り、安打は1本しか許さなかった」と、この日の内容について簡単に振り返った。
続けて記事では、「彼はアストロズの投手としては、2022年10月4日のジャスティン・バーランダー以来となる8者連続奪三振を記録した」とした上で、「6回先頭のヤンディ・ディアスはカウント3-2から四球を選び、キクチによる球団新記録となる9連続奪三振への挑戦を阻んだ。しかし、キクチは次の打者を三振に打ち取り、9連続のアウトをいずれも三振で奪った」と伝えている。
現地局『CBSスポーツ』の菊池の鮮烈デビューを電子版に掲載した記事で伝えており、その中で、この日の左腕の奪三振について、「アストロズの投手によるチームデビュー戦での11奪三振は、2018年のゲリット・コール以来であり、球団史上4位タイの記録」と紹介している。
同様に現地スポーツ情報サイト『スポーツ・ネット』も菊池の好投を「キクチは序盤の被本塁打からバウンスバックし、鮮烈なアストロズデビューで11奪三振」と題した単独の記事で扱い、その中で左腕による奪三振ショーを伝えている。
J SPORTS 編集部