アントニーとカゼミロはマンチェスター・ユナイテッド史上最悪の補強? ネビル氏主張「最悪の経営ミスだった」
移籍金や給与に見合っていない
エリック・テン・ハーグを指揮官から解任し、現在はルート・ファン・ニステルローイ暫定監督が指揮をとるマンチェスター・ユナイテッド。スポルティングCPのルベン・アモリム監督を後任の指揮官として迎える可能性が高くなっているようだ。 週末の欧州4大リーグ、対戦カードと放送予定 そんななか、元ユナイテッドDFのガリー・ネビル氏は『The Overlap』で口を開いた。同氏は今季のパフォーマンスは本当にひどく、結果は衝撃的で、解任に文句を言うことはできないとしながらも、「彼の功績は、非常に困難な時期を乗り越えて2シーズンで2つのトロフィーを獲得したことだ」と一定の評価を示した。ユナイテッドはテン・ハーグ体制で22-23シーズンのカラバオカップ、23-24シーズンのFAカップを獲得している。 しかし、補強については言いたいことがあるようだ。決してテン・ハーグ個人を責めているわけではなく、フロントのここ10年の採用活動はひどいもので、テン・ハーグ自身もその被害者だったと語っている。 「彼はカゼミロとアントニーという、マンチェスター・ユナイテッド史上最悪の移籍を作ってしまった。ブレントフォードとブライトンに敗れたあと、慌てて(合わせて)1億4000万~1億5000万ポンドで契約した。私が間違っていることを願うよ。カゼミロが4~5年はクラブのために素晴らしい仕事をしてくれることを願うし、アントニーが活躍することを願っている。しかしこの契約のせいで、ユナイテッドは移籍市場に戻って(マヌエル・)ウガルテやほかの選手と契約することになった」 「あれはエリック・テン・ハーグの上層部による最悪の経営ミスだった。あの2人があの価格と給与で獲得可能になったとき、断固として拒否すべきだった」 アントニーは8500万ポンド、カゼミロは7000万ポンドとも言われており、高額な取引となってしまった。しかし価格に反して2人のパフォーマンスは槍玉に挙がることが多く、特にアントニーは今季未だにリーグ戦で27分しか出場していない。カゼミロはパフォーマンスの衰えが指摘されるが、彼が万全であれば同じ守備的MFタイプであるウガルテにお金を使う必要もなかったかもしれない。 迷走を続けるユナイテッド。アモリム体制では低迷に終止符を打つことができるのか。
構成/ザ・ワールド編集部