自分のことを嫌いな人を動かすには? しょうもない妨害も予想されるとき、ひろゆきの仕事で使える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
自分のことを嫌いな人を動かす技術
職場で仲の悪い同僚がいるが、どうしてもその人の力を借りないといけない業務ができてしまった。仕事だから嫌々やってくれるだろうけれど、なかなか仕事に取りかからないなどしょうもない妨害も予想される。自分のことを嫌いな人をうまく動かす言い方はないか?
第三者が確認している状況下で「仕事のため」のお願いをする
生きていれば、自分のことを嫌っている人の力が必要になるときもあります。そんなとき、どう協力を仰げばいいのか? そもそも論ですが、学校の仲良しサークルでもない限り、好きな仲間だけで集まって進められるプロジェクトというのはほぼありません。取引先やら同僚やら、関わる人がそれぞれの思惑を持って集まるわけです。 むしろ、自分とは思惑の違う人がいることのほうが普通ですし、社内で自分のことを嫌っている同僚にプロジェクトへの協力依頼をしなきゃいけないという状況も、ごくごく自然なことなのですね。 だから、業務において個人の好き嫌いが進行の妨げになっているような状況なら、その人の仕事のやり方が間違っているというパターンがほとんどだったりします。社会では好き嫌いを乗り越えて、「どうやって仕事を進めていくのか?」と考えたほうがいいし、そのための方法として、誰にでも同じお願いの仕方をするほうがいいと思うのです。 方法としては、まず上長などの第三者を同報メールに参加させて、「仕事に協力してもらうことが業務遂行に必要な作業であること」を明記しつつ、「依頼した作業がいつまでに終わるのか?」というスケジュールを確認できるようにして頼むといいです。 これなら理不尽な理由で相手が作業を断ったり、故意に作業を遅らせたりしても、どちらに非があるかが明確になります。 それでもしょうもない妨害が入ったら、相手が自分のことを嫌いであることをわかってないフリをしつつ、第三者を介入させた状態で「どうしてこういったことをするのですか?」と純粋に理由を尋ねてみるといいです。業務を円滑に進めるためには、これが一番だと思うのですね。