【試乗記】アキュラ・インテグラ タイプS北米仕様「シビック タイプRとはここが違う」
インテグラ タイプSとシビック タイプRはどう違うのか
■インテグラ タイプSとシビック タイプRはどう違うのか クルマを受け取った後、アキュラからメールが届き、以下のことを読者に知らせてほしいと依頼された。とても洞察に富む有益な内容だったので、インテグラ タイプSとシビック タイプRのどちらを買おうかと悩んでいる人のために転載しておこう。 ・ハードウェアの構成部品を共有しているにもかかわらず、インテグラ タイプSとシビック タイプRは完全に別のチームによって開発されたまったく異なる製品であり、独自の購買層と性能目標を持っています。 ・インテグラ タイプSは第5世代のインテグラと同じチームによって開発されました。明本禧洙が率いるチームです。明本がこれまで担当したプロジェクトには、第2世代インテグラ GS-R(北米仕様)のエンジン(ホンダ初のVTEC搭載直列4気筒)や、S2000(AP1)のエンジン、そしてホンダの2005年シーズン用F1エンジンも含まれます! ・インテグラ タイプSは、シビック タイプRとは顕著に異なるスロットルマッピングを持っています。特にハーフスロットル時には、インテグラの方がかなり大きなトルクを発生します。 ・インテグラ タイプSのサスペンションには一層扱いやすいチューニングが施されています。インテグラ タイプSの最もアグレッシブなモード(Sport +)は、シビック タイプRの中間モード(Sport)と同等です。インテグラ タイプSのSportモードは、シビック タイプRのComfortモードに相当します。同じようなセッティングでも、ダンピング特性がまったく違います(インテグラ タイプSは公道、シビック タイプRはサーキットに焦点を合わせています)。 ・インテグラ タイプSは専用に開発されたミシュラン Pilot Sport 4S(パイロットスポーツ4S)タイヤが装着されており、そのトレッドパターンとコンパウンドは、シビック タイプRのPilot Sport 4Sとは異なります。また、インテグラ タイプSにはサーキット向けのCUP2タイヤは提供されていません。 ・インテグラ タイプSのホイール(19x9.5)は、インテグラ Aスペックのホイール(18x8)やシビック タイプRのホイールよりも実は軽量です。 ・シビック タイプRは、(シビック ツーリングと比べて)遮音材が省かれていますが、インテグラ タイプSは標準仕様のインテグラと同等の遮音性が保たれています。インテグラ タイプSには多くの装備が追加されているにもかかわらず(運転席/助手席シートヒーター、運転席電動シート、ELS 3D Studioオーディオ、ヘッドアップディスプレイなど)、重量は約14kg重いだけです。 これで決まりだ。どちらを選択するか、あとは消費者であるあなた次第だ。
Josh Max