気になる! バイクのバッテリー寿命はすべて均一なのか?
そのほかにも、ETC車載器やスマートフォンの充電器などの電装品を後付けして、消費電力がアップすることによる放電も要因として挙げられます。 エンジンがかかっていない間も、これらの電装品にバッテリーは電気を供給し続けているため、付属品をたくさん装着しているほど寿命が短くなる傾向があります。 ちなみにバイクのバッテリーの寿命が近くなってくると、バッテリー上がりが起きた時と同じようにセルでエンジンがかからない、またはセルの勢いが落ちてかかりづらい、といった症状が現れるようです。また、ヘッドライトやウインカーの光が弱かったり、ホーンの音が低下する、などの前兆がみられるケースもあります。 そのほか、日頃からバイクを運転して充電も定期的にしているにもかかわらず、すぐバッテリーが上がってしまうような場合も、バッテリーの性能が低下している可能性があるので寿命と判断してもよいでしょう。
バッテリーの寿命を長持ちさせるには
バッテリーは消耗品なので長くバイクに乗っていれば寿命は必ず訪れるものです。ただ、日頃の使い方を工夫すればバッテリーの寿命を長持ちさせることも不可能ではありません。 前述のようにバッテリーは、エンジンが動いている時に充電され、エンジンが停止している状態でも電力は消費されています。つまり、バイクに乗らない期間が長くなるほど、充電されない期間が続いてしまい、その結果バッテリーが上がってしまうということ。 バッテリー上がりを防ぐためにも、最低でも週に一度のペースで30分以上はバイクを走らせるようにすると、充電されてバッテリーの寿命を延ばすことにつながります。
また、長期間バイクを使用しない予定の場合は、バッテリーを車体から外しておきましょう。こうすることで通電されず、自然放電がなくなりバッテリーの寿命が延びます。 さらに、必要以上に充電してしまうのもバッテリーに大きなダメージを与えてしまうので、急速充電は基本的にNG。低電流で充電すれば過充電が抑えられ バッテリーへのダメージが最小限に抑えられるので、微弱な電流でじっくりと充電するようにします。 バイクに乗るときはフル充電の状態で使用することも、バッテリーの寿命を延ばすポイントです。 なお、バッテリーが上がってしまった場合は、充電だけでバッテリーの性能が元に戻り復活することがあります。しかし、充電してもバッテリー上がりの症状がすぐ出るようであれば、バッテリーの寿命とみたほうがよいかもしれません。 正常なバッテリーは電圧計で測定して12.5V以上あれば問題ないですが、それ以下の場合は弱っている証拠なので、早めに交換を検討したほうがよいでしょう。 ※ ※ ※ バイクのバッテリーの寿命の目安は、2年から3年の年数、または5万kmの走行距離というのが一般的です。消耗品であるバッテリーは必ず寿命がおとずれますが、使い方次第では想定よりも長く使うことができます。 バッテリーの寿命を延ばすもっとも簡単な方法は、定期的にエンジンをかけてバイクを動かすことです。つまり、積極的にバイクに乗って楽しむことは、バッテリーを長持ちさせる一番いい方法といえるかもしれません。
Peacock Blue K.K.