23/24シーズンのMVPは誰!? 欧州日本人、活躍度ランキング3位。ハズレ→当たり! 批判をかき消した鉄人
ヨーロッパでは、2023/24シーズンが終了したリーグも出てきた。今季も多くの日本人選手が欧州を舞台にプレーしたが、その中で最も印象的なパフォーマンスをみせたのは誰なのか。今回は、欧州クラブに所属する日本人選手の活躍度をランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照)
3位:遠藤航 生年月日:1993年2月9日 所属クラブ:リバプール(イングランド) 23/24リーグ戦成績:29試合1得点0アシスト サッカー日本代表の主将である遠藤航は、昨年夏にシュトゥットガルトからリバプールへ移籍し、30歳を過ぎてさらに知名度を上げている。 シュトゥットガルトの中心選手として活躍してきた遠藤は、ブンデスリーガ屈指の守備的MFという名声を手にしていたと言える。ただ、世界的な名門であるリバプールへの移籍には懐疑的な見方も少なからずあった。 実際、シーズン序盤はプレミアリーグのスピーディーな展開に馴染めずに苦しんでいたが、12月にアレクシス・マック・アリスターが負傷離脱となると、その間に見事代役を務めて評価を高め、以降は継続して起用された。 インテンシティ抜群の守備は、プレミアリーグでも存在感抜群だった。身長は178cmと大柄ではないものの、ワールドクラスの相手にもフィジカルで負けることがなく、球際の強さでボールを奪っている。さらに、2月21日のルートン・タウン戦では、中盤からゴール前に浮き球で精度の高いパスを供給して決定機を演出しており、攻撃でもいままでになかったような形を見せ、さらに進化している様子だ。 リバプールは中盤補強を狙っていた昨年夏、モイセス・カイセドやロメオ・ラヴィアに注目していたものの獲得できず、その結果として遠藤を迎えた形だった。30歳を過ぎたベテランということもあってあまり期待値は高くなかったが、自らのプレーで信頼を勝ち取ったと言えそうだ。
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