〝怪童〟中西太氏の銅像建立へ 地元の高松市 実行委が10月1日にクラファン開始 西鉄ライオンズのレジェンド
福岡を本拠地としたプロ野球・西鉄ライオンズの名選手で、昨年5月に90歳で死去した中西太氏の功績を顕彰するため、出身地の高松市に銅像を設置する計画が進んでいる。実施主体の「中西太氏銅像建立実行委員会」は10月1日からクラウドファンディングなどで寄付を募り、2027年夏の建立を目指す。 ■クラファン詳細はこちらから 中西氏は高松一高から1952年に西鉄に入団。豪打の内野手として黄金期を支え、「怪童」の愛称で親しまれた。西鉄監督として63年にリーグ優勝を果たしたほか、7球団で監督・コーチを務め多くの選手を育て上げた。 実行委員会は高松一高の同窓生を中心に今年6月に発足。高校時代に中西氏がプレーした高松市中央球場があった同市中央公園内に、西鉄黄金期の監督で義父の三原脩氏(高松高)、日本シリーズでしのぎをけずった元巨人監督の水原茂氏(高松商)の銅像と並べ置く。制作者は同市出身の彫刻家・池川直氏。 寄付金の目標は2700万円。個人は1口5000円、法人は1口3万円から。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で1500万円、口座振り込みによる寄付で1200万円を集めたいとしている。受付は12月31日まで。 問い合わせは中西太氏銅像建立実行委員会事務局=070(8498)3067。メールアドレス=douzou‐team@nakanishi‐futoshi.com (塩田芳久)
西日本新聞社