どう生かせばよい?府県単位に「進化」した線状降水帯発生の半日前予測 気象予報士に聞いた
予測情報 活用していますか?
・宮崎市60代男性 頑張れサンフレッチェ 大雨の時は出勤時間をいつもより早くしています。側溝の確認、落ち葉や泥によって流れが悪くなっていないかを見ています。 ・都城市60代女性 あじあんたむ 今回の線状降水帯の予報で出勤するのにいつもの道路は通らず国道を通る道を通りました。 がけ崩れなど、やっぱり心配でした。 ・宮崎市30代女性 みー 大雨の予測情報を見て、高齢の祖母に気をつけてね、と連絡をいれます。今回の線状降水帯の予報も、すぐに祖母に連絡をいれました。自転車で出歩くことが好きな祖母なので、心配です。
発生予測が発表されたら…
自分が住む県、あるいは家族が住む県に線状降水帯の半日前発生予測が出たら、どうすれば良いのだろうか。 酒井晋一郎気象予報士: 河川近くや崖、裏山が近くにある場合など比較的危険な場所にお住まいの方は、あらかじめ親戚や知人の家に避難しておくことが必要。また、急激に雨脚が強まり避難することが難しくなった場合には川や崖から離れた頑丈な建物や、2階以上、崖や斜面の反対側で過ごすことで安全性を高めることができる 実際、2024年5月に宮崎県に、県単位としては初めて線状降水帯の半日前予測が出た際は、雨が降っていない段階でも避難所を開設した自治体があった。気象情報や、自治体が発表する避難情報をこまめに確認することが大切だ。 酒井予報士は、気象庁のホームページ「キキクル」で自分や家族がいる場所が安全なのか、確認してほしいとしている。 予測精度がどんなに上がっても、最後に自分の命を守るのは自分自身。正確な情報をより早く把握し、避難行動につなげてほしい。 (テレビ宮崎)
テレビ宮崎