新大統領「国際協調は主要方針」 イラン、米の経済制裁けん制も
【テヘラン共同】28日に就任したイランの改革派ペゼシュキアン大統領の宣誓式が30日、国会で行われた。ペゼシュキアン氏は演説で「国際協調は政府の主要方針だ。西側諸国と緊張緩和に向けて話し合う用意がある」と表明した。一方で「圧力や抑圧に屈することは決してない」と強調し、経済制裁を科す米国をけん制した。 最高指導者ハメネイ師が核問題で欧米との対立を深めたライシ前政権の強硬路線を継承するよう求めているため、欧米との関係改善をどのように進めるかが焦点だ。 ペゼシュキアン氏は前政権が接近したロシアや中国との関係強化を継続する一方、欧州とは建設的な対話を望み、米国には敵視政策の修正を求めている。