日本陸連の高岡寿成SD「好記録が次につながる」 大阪国際女子マラソンへ期待
2025年は世界選手権が開催されるだけでなく、28年ロサンゼルス五輪に向けて、日本マラソン界が新たな一歩を踏み出す年になる。日本陸連強化委員会の高岡寿成シニアディレクター(SD)は「ロス五輪への足掛かりとなる記録を出すことが次につながる」と話し、大阪国際でのハイレベルな争いを要望した。 前回大会で2時間18分59秒の日本記録が誕生した一方、10月のシカゴ・マラソンではルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が2時間9分56秒の世界新記録をたたき出し、世界との差はまた広がった。 大阪国際で2時間23分30秒を突破すれば世界選手権の代表候補に名乗りを上げることができるが、やはりそこが目標ラインでは物足りない。高岡SDは「近年、日本女子の歴代10傑も入れ替わりつつある。2時間20分切りや日本記録に期待したい」と強調した。(丸山和郎)