ナイジェリア政府、W杯アフリカ予選で大不振の代表チームに説明要求 「最近の結果は受け入れられません」
ストライキに巻き込まれ選手の合流が遅れて混乱
ナイジェリア代表チームは2026ワールドカップ・アフリカ予選で4試合を戦い1勝もできておらず、同国政府がナイジェリアサッカー協会(NFF)に説明を要求している。 スポーツ開発大臣のジョン・オワン・エノ上院議員は「この不振の理由を説明する包括的なテクニカルレポートを提出して、結果が伴わない理由を説明すべきです。最近の結果は受け入れられません」と声明を発表した。 「我々のサポーターは献身的で熱心に応援しています。アフリカネイションズカップ前回大会以降、ナイジェリア代表チームは期待にそった水準のパフォーマンスを発揮できていません」 ナイジェリアのW杯予選では、国内の労働組合のストライキに巻き込まれて一部の選手が代表チームに合流するのが遅くなるなど混乱があったと『BBC』は伝えている。 ナイジェリア代表は1994年にW杯に初出場して以来6大会に出場し、3回ベスト16入りしている。アフリカ選手権では3度の優勝を誇るアフリカのサッカー大国であり、2022年に続く2大会連続でW杯本大会出場を逃せば、その威信に傷がつくだけではなく、ナイジェリアのサッカーの本質的な衰退をも招きかねない事態だ。 フィニディ・ジョージ監督はこの難局を乗り切り、スーパーイーグルスはアフリカ予選でうまく飛び立つことができるのか。2億人超のナイジェリア国民が固唾をのんで見守っている。
構成/ザ・ワールド編集部