斎藤知事は「詳細を承知していない」を繰り返し・・・ 元県民局長がのこした“疑惑の音声データ” 百条委が取り扱いについて協議 追及続ける県議は「保身より真相究明を」 兵庫
兵庫県知事のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長が、その後死亡した問題。「死をもって抗議する」というメモとともに疑惑に関する音声データなどをのこしていたことが明らかになりました。 【ワイン飲みたい】斎藤知事は「詳細を承知していない」を繰り返し・・・ 元県民局長がのこした“疑惑の音声データ”
元幹部が残した“疑惑の音声データ” 特産ワインに斎藤知事「飲みたいな」
事態は日を追うごとに深刻さを増しています。 7日に亡くなった元県民局長の男性。関係者によると、家族に「死をもって抗議をする」「百条委員会は続けてほしい」というメッセージを残していたといいます。 また、斎藤知事のパワハラ行為が行われた日時や場所などを書いた陳述書のほか、ワインが特産の兵庫県上郡町での公務中、知事が町長に対し「ワインは飲んでみないと分からない」「飲みたいな」などと話す音声データものこしていたということです。
ワインを催促しているとも受け取れるこの発言。亡くなった元県民局長は告発文書で、知事の“おねだり体質”を問題視していました。 【元県民局長による告発文書】 「知事のおねだり体質は県庁内でも有名。知事の自宅には贈答品が山のように積まれている」
上郡町の梅田修作町長は取材に対しー 「(Q.知事にワインを送ったことは?)申し訳ありませんが差し控えさせていただきたいと思います」 「(音声データのやり取りを)私が直接聞いたのかはっきり覚えていません。私も日記をつけていましたので、また確認したいと思います」 「(Q.ワインを送ったかどうかの事実も含めて今は言えない?)遺族の方のお気持ちや、事実関係がわからない中でのコメントは差し控えたいと思います」
音声データについて知事 「詳細を承知していない」を繰り返す
一方の知事も、音声データに関する質問が相次ぎましたが… 「私自身も、詳細を承知しておりません」 「詳細をまだ承知していないので」 「現時点では承知してませんが、そこも含めて詳細が分かりしだい回答させていただくという形になると思います」 「詳細を承知していない」との回答を繰り返すばかりでした。
百条委で音声データと陳述書の取り扱いについて協議
兵庫県の斎藤知事のパワハラなど7つの疑惑を調査する「百条委員会」の理事会が16日開かれ、元県民局長が残していた陳述書や、知事の疑惑に関する音声データの取り扱いについても話し合われました。