U-18代表・間木歩(報徳学園)の評価が急上昇中!安定感抜群の頼れる男は大学進学で、4年後プロを目指す!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>
9月2日から始まった第13回 BFA U18アジア選手権に出場している侍ジャパンU-18代表は3連勝。予選ラウンド1位通過でスーパーラウンド進出を決めた。その代表で主将を務めるのが、間木歩投手(報徳学園)。実戦的な投手だ。 【動画】U18日本代表の選手たちはプロ志望届?それとも進学?プロでの完成予想図も考察 3度の甲子園出場を果たし、準優勝を2回経験。常時130キロ台後半の速球、多彩な変化球を投げ分けて、打たせて取る投球で勝利に導いてきた。代表に入っても持ち味を発揮している。速球は球速表示以上に感じさせるほどキレの良さがあり、国内合宿では全3試合に登板して、無失点の投球をみせた。大学生相手に、差し込む投球ができていた。 一番の武器は120キロ台後半のカットボール。打者の手元で小さく切れるこのボールを右打者、左打者問わず外角へしっかりと投げ込み、高確率で空振りを奪うことができる。大学代表との壮行試合では1.1回を投げて、無失点に抑える投球ができていた。試合後の取材では「カットボールが大学生相手にも通用したのは自信になりました」と語った。 制球力が高く、ピンチになっても慌てることはない。先発、中継ぎのどちらでも実力を発揮できる。苦しい状況になれば、必ず間木が呼ばれ、小倉全由監督から信頼されているのが分かる。予選ラウンドのフィリピン戦では先発し、2回5奪三振の好投を見せた。 卒業後は大学に進んで4年後のプロ入りを目指す間木。大学1年生から公式戦デビューできるほど実戦力の高さがある。将来的にはルーキーながら4勝を挙げている石田 裕太郎投手(DeNA)ような制球力で勝負する投手に育つのではないか。 <間木歩(まき・あゆむ)> 兵庫伊丹ヤング 中学2年生時:タイガースカップベスト8 中学3年生時:全国大会準優勝 1年秋からベンチ入り 近畿大会準優勝 2年春 センバツ準優勝 3年春 センバツ準優勝 3年夏 甲子園出場 初戦敗退 U-18代表選出 報徳学園では特進コースに所属している。