【MLB】カブスがマーリンズ・ルザードの獲得に向けてトレード交渉中 今永を筆頭に左腕王国形成なるか
シカゴのラジオ局「670・ザ・スコア」のブルース・レバイン氏によると、カブスは左腕ヘスス・ルザード(マーリンズ)の獲得に向けてトレード交渉を行っているようだ。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者もカブスがルザードに興味を示していることを報じており、トレードに向けた動きがあることは間違いない。カブスはすでに今永昇太、ジャスティン・スティール、マシュー・ボイド、ジョーダン・ウィックスと4人の先発左腕を擁しており、ルザードが加入すれば「左腕王国」が形成される。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のルザードは2023年に自己最高のシーズンを過ごし、32先発で178回2/3を投げ、10勝10敗、防御率3.58、208奪三振をマーク。しかし、今季は左ひじの張りや腰部のストレス反応に悩まされ、12度の先発登板で3勝6敗、防御率5.00に終わった。FAまでの保有期間はあと2年。複数年保有できる先発投手ということもあり、トレード市場で注目を集める存在となっている。 レバイン氏によると、マーリンズは将来有望な若手野手を交換要員に含めることを希望しているようだ。カブスが球団ナンバー1有望株であるマット・ショウのトレードに応じることは考えにくいが、球団2位の有望株であるオーウェン・ケイシー、または球団5位の有望株であるジェームス・トリアントスが交換要員に含まれる可能性が高いとみられる。 なお、カブスは今オフ、すでに先発補強としてベテラン左腕のボイドを獲得。先発ローテーション5枠のうち、今永、スティール、ジェイムソン・タイオン、ボイドで4枠は確定し、残りの1枠をハビアー・アサッド、ウィックス、ベン・ブラウン、有望株ケイド・ホートンらが争う状況となっている。しかし、ルザードのほかにも、ルイス・カスティーヨ(マリナーズ)に興味を示していることが報じられており、トレードによって先発ローテーションのさらなるアップグレードを目指しているようだ。