ミスを繰り返す部下へ「メモをとりなさい」はNG。パワハラにならずに解決したいとき、ひろゆきの仕事で使える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
パワハラにならない部下への教え方
なかなか仕事の手順を覚えない部下がいる。しかし、昨今は指導をするにも細心の注意が必要。「ミスを繰り返すならもっとメモをとりなさい」などと言うと、上司からの“圧”だと捉えられかねない。ハラスメントにならないように改善方法を伝えるには、どのようにすればいいのか?
「個人の努力」を促す前に、マニュアル化したほうがいい
時代の流れもあり、今どきは「○○ハラスメント」的な言葉がたくさんあります。 もちろん、ハラスメントをすることは問題ですし、あってはいけません。とはいえ、「今後の仕事について会議室で2人で話そうか」と部下に言っただけでハラスメントとされた例もあるようで、ちょっとでも“圧”を感じられたらアウトなのが昨今です。 反対に、“腫れ物”に触らないよう雑務の仕事しか与えないと「放置されている」と騒ぎ立てるパターンもあるようで……。これでは何も言えなくなりますよね。 人によって能力は異なるので、仕事の完成度に差が出てくるのは当然です。なので、業務ではマニュアルを渡して、その通りに動いてもらうのが一番です。 例えば、マクドナルドではスタッフへの説明の仕方として、細かなマニュアルで説明しています。一説によると、そのマニュアルは600ページを超えるボリュームだそうです。 よほど特殊か将来性のない会社でもない限り、基本的に会社には新人が入ってきます。その新人に対して必要な業務知識を効率的に伝えつつ、いざというときには見返せるようマニュアル化するほうが重要です。それが結果的に、管理職にとっても同じことを何度も教える手間を省くことになります。 なので、ミスを繰り返す人がいるなら「メモをとりなさい」と言う前に、問題が起きないようなマニュアルを提示できないことを問題視したほうがいい。マニュアル化できていれば、「この通りにやってください」だけでいいわけです。