沖で不発弾か、操業中の漁師引き揚げ…海自が調査
3日午前4時50分頃、松山市沖の伊予灘で、操業中の漁師から「爆発物らしき物を引き揚げた」と松山海上保安部に通報があった。形状から不発弾とみられるという。 同保安部によると、不発弾とみられるものは1個で、直径約15センチ、長さ約80センチの円筒状。水深約60メートルの海底に沈んでいた。漁師が底引き網漁をしていたところ、網の中に入っていたという。 漁船は同市の三津浜港に停泊し、同保安部が一時、周囲50メートルに他の船が近づかないよう規制した。午後に海上自衛隊呉警備隊に所属する専門部署が調査し、爆発の危険性は低いと確認。午後3時20分頃に規制が解除された。 【写真】建物の解体現場で見つかった不発弾(工事関係者提供)
同自衛隊呉地方総監部によると、調査の結果、旧海軍の使っていた砲弾とほぼ同じ形状だったという。