高雄市、熊本市とスタートアップでの交流促進覚書締結 関係深化に期待/台湾
(高雄中央社)南部・高雄市と熊本市は27日、スタートアップ(新興企業)関連での交流促進覚書を締結した。高雄市の羅達生(らたつせい)副市長が同日、熊本市を訪問し、同市の大西一史市長と署名した。覚書により、双方のスタートアップ間での交流のパイプを構築する。羅氏は、両市の関係深化にもつながるだろうと期待を示した。 両市は2013年以降、熊本県を含む3者で国際交流促進覚書や友好交流協定を結んでおり、これまで観光や文化、スポーツ、半導体産業などで交流を深めてきた。 大西氏は、高雄と熊本はこれまで多様な協力や交流をしてきたと言及。今回の覚書締結によって今後、両市の経済協力がさらに活発になり、地域産業に持続性や繁栄をもたらすと信じていると述べた。 高雄市政府行政・国際処は報道資料を通じ、市として今後、覚書を基礎として日本のスタートアップが台湾の起業家ビザを申請するのを支援すると説明。台湾と日本が共同で両地におけるスタートアップの交流や指導を進めることで、アジア太平洋地域で国や地域をまたいだスタートアップのエコシステムを作り出したいとした。 (蔡孟妤/編集:田中宏樹)