レスリング20歳藤波が「金」 卓球団体女子も決勝へ
【パリ共同】パリ五輪第14日の8日、レスリング女子53キロ級で20歳の藤波朱理(日体大)が金メダルを獲得した。五輪初出場の今大会を通して圧倒的な強さを発揮し、中学生時代からの連勝記録を137に伸ばした。同階級で日本勢の優勝は2大会連続となった。 男子フリースタイル57キロ級の樋口黎(28)=ミキハウス=と女子57キロ級の桜井つぐみ(22)=育英大助手=はともに決勝に進み、銀メダル以上を確定させた。 卓球団体女子で東京五輪2位の日本は準決勝でドイツを破り、銀メダル以上が確定。決勝では中国と対戦し、前回敗れた雪辱を期す。 陸上は男子110メートル障害で日本勢初の決勝を走った村竹ラシッド(22)=JAL=が5位入賞と健闘。女子1500メートル準決勝の田中希実(24)=ニューバランス=は決勝進出を逃した。 重量挙げで男子73キロ級の宮本昌典(27)=東京国際大職=は6位だった。 藤波朱理の話 もう、最高。もう、オリンピック最高。レスリング、最高。今までやってきて良かった。ぶつかり合うこと、けんかすることも多かったけれど、父がいなかったらここにはいないと思うので、一番感謝したい存在。
村竹ラシッドの話 ずっと待ち望んでいた舞台だったので、本当に楽しかった。みなさん強くて速かった。ものすごく経験値が上がった。来年は東京で世界選手権があるので、必ずメダルを取りたい。