久保優太「大晦日はボーナスステージ。今回はチャレンジにワクワク」、高橋遼伍「イージーな相手とは思っていない」【RIZIN】
「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の追加カード発表会見が1月31日、都内で開催された。 今大会は当初はナンバーシリーズの「RIZIN.46」として発表されていたのだが、ケージで行う「LANDMARK」に変更となった。 元K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)がRIZIN初参戦となる高橋遼伍(KRAZY BEE)と対戦する。 高橋は元修斗環太平洋ライト級(現・フェザー級)王者で、2019年からONE Championshipにも参戦し6戦2勝4敗の戦績を残した。昨年12月にはパンクラスに初参戦するも、試合中の偶然のバッティングでドクターストップがかかり負傷判定によるドローとなったが、後日、バッティングはなく有効打による負傷で高橋のTKO負けに変更された。その試合で高橋は右目の眼窩底を骨折している。 久保は現在、奥田啓介、木下カラテ、安保瑠輝也を相手に3連勝でここまでのMMAの戦績を5戦3勝2敗とした。今回は元修斗環太平洋王者という試練の一戦となった。
高橋は「今まで海外で試合をしていたんですが、その時からRIZINに出たかった。やっと念願がかなった。あと、実家が明石で神戸は隣町なので、地元開催ということで、一粒で二つうれしい。このキャリアになっても新しいことにチャレンジできるのがうれしい」、久保は「高橋選手はRIZINファンの方々は聞きなれない名前の選手かもしれないが、海外で活躍する元修斗環太平洋王者でONEでも活躍していた、日本人トップクラスの選手だと思っている。その選手に挑戦できるのがうれしい。僕の“RIZINで王者になりたい”という目標実現の、この勝利はその第一歩になると思っている。ここで勝利して、自分の格闘技人生の集大成を見せたい」とそれぞれ挨拶。 相手に比べて上回っていることについて高橋は「上回っているのはフィジカル。久保選手は打撃の専門家だが、オープンでやるのとキックボクシンググローブでやるのはちょっと違うんで、オープンでやればそんなに打撃の差はないかなと思っている。まあ全体的に自分が上回っているかなと思っている」と自らの打撃に自信。 久保は「周りからはこの試合が浮上した時に9割くらい勝てないんじゃないかと言われた。現時点では確かに勝てないかもしれないが、あと2カ月近くあるので、成長してもっと強くなって、今回の壁を乗り越えたいと思っている。この挑戦をうれしく思っている」と試合までのレベルアップで勝利を目指す。