【阪神】「打倒、ジャイアンツ」高らかに宣言した巨人から移籍の右腕 米オリオールズ入りの先輩・菅野との誓いも果たす
現役ドラフトで巨人から阪神に移籍した畠世周投手(30)が19日、兵庫・西宮市の球団施設で入団会見に臨んだ。「急きょ買いに行った」という黄色いタイガースカラーのネクタイを締めて「(今季セ・リーグ)1位の読売ジャイアンツさんを倒さないと優勝はない。打倒、ジャイアンツで頑張っていきたい」と決意表明した。 米オリオールズ入りが決まった菅野との誓いも果たす。自身の移籍が決定した日、かつて一緒に自主トレをした先輩に報告した。「『ともに頑張ろう』と言っていただけた。結果を出せば(米国にニュースが)届くと思うので頑張っていきたい」。高梨からも「これからチャンスだから頑張ってこい! お前ならいける」と熱い言葉で激励された。 巨人から阪神に直接移籍するのは2リーグ制後では6人目。投手では79年に江川卓との電撃トレードで入団した小林繁、83年にトレードされた太田幸司に次いで3人目だ。勝利投手になれば、巨人戦に無傷の8連勝を飾るなど、22勝を記録した79年の小林繁以来だ。リリーフ起用される右腕は「(打倒・巨人が)恩返しだと思う」と気合十分。フル回転で王座奪還に導く。(中野 雄太)
報知新聞社