40代、50代の更年期の手の痛みにも「五臓ヨガ」は効果的!
東洋医学とヨガを掛け合わせた「五臓ヨガ」。更年期に多い悩みを解消する、効果的なメソッドを紹介。今回のテーマは手の痛み。考案者のSatoshi先生に、毎日簡単に実践できるツボとポーズを教えてもらった。
手の痛みをやわらげるツボとポーズとは
40代、50代になると起こりやすくなる手の痛み。軽度のものから深刻なものまで症状はさまざまだが、日常のちょっとした動作を行うのもつらくなってしまうもの。そんな手の痛みを軽減させる効果が期待できる、ツボとポーズとはどんなもの? 「家事全般やデスクワーク、スマホの操作など、私たちの普段の行動には手の動きが不可欠です。手そのものの痛みやしびれがつらいのはもちろん、それが悪化すると、ひじのだる重さや肩こりや寝違えなど、さまざまな不調が引き起こされてしまうことに。手の痛みをケアするには、肩こりのケアの回(この連載の第2回)でもお伝えした『心(しん)』にアプローチし、気血の巡りをよくすることが有効です」とSatoshi先生。
■五臓ヨガ【ツボ編】 手の痛み軽減に効果的なツボ 「内関(ないかん)」を刺激する
「手の症状を軽減させるためにおすすめのツボは、内関。手の痛みのほか、しびれやこわばりにも効果が期待できます。 痛みがあると交感神経が活発になり、イライラしたり怒りやすくなったりとメンタルにも悪影響がありますが、このツボには精神を安定させる作用も。また、乗り物酔いや二日酔いにも効くとされているので、覚えておくと便利です。 手の痛み対策としては、家事や作業の前後に。ストレス対策としては寝る直前に。車酔い対策としては乗車前に。二日酔い対策としては症状を感じたときに、刺激してください」
ツボ 「内関(ないかん)」を親指の先で押す。 手の痛み対策としては、「痛気持ちいい」と感じる程度の力加減で、15秒ほど押し続ける。時間に余裕があれば、これを15秒×3~4回行うと、より効果的。ストレス対策としては、弱めの力加減で、15秒ほど押し続ける。時間に余裕があれば、これを15秒×2~3回行うと、より効果的。車酔い対策としては、少し強めの力加減で、1分ほど押し続ける。これは1回行えばOK。 【注意点】:上のツボ押しを行っている間は、呼吸を止めないように。 効能:手の痛み、手のしびれ、ストレス、緊張、不眠、乗り物酔い、二日酔いなど