大統領選挙のもう一つの争点 米国移民法に変更はあるのか
シウダード・ファレス、メキシコ、11月6日 (AP) ― 米大統領選挙の投票日の11月5日、米南部テキサス州と国境を接するメキシコのシウダード・ファレスでは、米国への入国を待ち望む100人余りの移民希望者が、厳しい寒さの中、夜明け前から入国の順番を待っている。 その中の一人、エステファニア・ラモスさん(19)は、組織犯罪のメンバーが若い夫を恐喝し、彼女を誘拐すると脅迫したため、生まれ故郷のグアテマラを離れたという。 エステファニアさんは以前から母親になりたいと思っていたが、自分と赤ん坊の命を守るために、妊娠したまま母国を脱出することになるとは夢にも思わなかったと語る。 生後2カ月の子供をかかえながら、彼女は片目で携帯電話のニュースを心配そうに見ていた。 米国当局は5日、移民法を変更する予定はないというメッセージを配信した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)