子どもが車のキーを触ってて、車内に閉じ込められた! 熱中症の危機…休暇中に増える「キー閉じ込み」 JAFに対策を聞いた
ふるさとへの帰省やレジャー、買いものなどに重宝する車。その際に、注意したいのが子どもやペットなどを車内に残した「キー閉じ込み」です。 【調査結果】くもりの日であってもこんなに暑くなってしまいます 「寝ているから」「コンビニにちょっと寄るだけ」などの理由で、故意に、車内に子どもを残すことへの注意喚起はたびたび行われていますが、JAF(一般社団法人日本自動車連盟、以下JAF)によると、「自分が先に車から降りていて、子どもを降ろそうとした一瞬の隙にロックがかかってしまった」など不意のケースも問題に。状況や対策について取材しました。
リモコンキーをおもちゃ替わりに…
お盆、年末年始、ゴールデンウィークは普段運転しない人の利用も増えるため、うっかりミスやメンテナンス不足から救援要請が増加。JAFの出動理由はいずれの期間も、1位「過放電バッテリー」、2位「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」、3位「破損/劣化バッテリー」、4位「落輪・落込」、5位が「キー閉じ込み」(一般道路にて、2023年度)。 「キー閉じ込み」そのものが、事故・燃料切れよりも多い件数となっています。そして、毎年JAFが発表している8月の1カ月間に出動した「子どもやペットを車内に残したままのキー閉じ込み」は、2023年度は全国で71件もありました。 電子キーを所持している人はバッグやポケットに入れて、肌身離さずを意識しているため、そんなことは起こらないと思っている人もいるでしょう。実際、電子キーの普及により減少傾向にはあるものの、「キー閉じ込み」は人為的ミスによるものが多いそうです。 聞き取り調査の結果、 ・保護者(大人)が車のキーを持たず(車内に置いたままにしていて)、車外に出ていて、自動で鍵が閉まってしまった ・子どもに鍵を持たせていたら、ロックされた というものがありました。 中には、移動中の車内で退屈しないよう、リモコンキーを遊び道具替わりに与えていたという事例も。「誤作動を招き、車内閉じこみ以外の交通事故につながる可能性もあるので、リモコンキーをお子様に触らせることはやめていただきたいです」と呼びかけます。 そのほかにも「電子キーの開閉ボタンでトランクリッドやリアゲートを開け、荷物を出し入れしているときに荷室内にキーを置いたまま閉めてしまう」といったケースや、車内にある電子キーが他の物と偶然触れてボタンが押された、内蔵電池切れによる誤作動といったケースもありえます。 JAFの公式サイトでは対策として、「ロックするときは必ず鍵を用い、車外からロックする習慣をつけること」「スペアキーを携帯すること」「電子キーの場合、内蔵電池は1~2年程度を目安に交換すること」を提案しています。
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