<ソムタム田井のコスプレリポート>バニー衣装の「NIKKE」レイヤーたち メークやお尻の再現にこだわり
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。 【写真特集】グラドルとしても活躍 人気レイヤーがバニー衣装に 写真を一挙公開
本稿では、4月27、28日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「ニコニコ超会議2024」で撮影、インタビューした「勝利の女神:NIKKE」のキャラクターに扮(ふん)するぐぐるさん、天音あずはさん、リリさんを紹介する。
昨今のコスプレイベントでは、スマートフォンを軸に展開しているゲーム作品のコスプレが主流で、特に「勝利の女神:NIKKE」のキャラクターは、どのイベント会場でも扮するレイヤーをよく目にする。
同作は、どのキャラクターにも複数のコスチュームが用意されており、その中でもバニースーツは非常に人気が高い。「ニコ超」にもバニースーツを着た「NIKKE」レイヤーは大勢参加していたが、注力したポイントはそれぞれ異なり、ぐぐるさんはメーク、天音さんはウイッグ、リリさんはお尻の再現にこだわったという。
「ボリュームのあるヘアスタイルなので、立体感を意識してセットしました。それとこちらは“ラグジュアリーラビット”というバージョンの衣装なんですけど、ゴージャスな雰囲気に馴染むように、メークの色味や明るさを調整したのもこだわったポイントです」(「勝利の女神:NIKKE」ルピー/ぐぐるさん)
「ロングストレートのウイッグなので、そのまま着用するとボリューム感が足りないなと思って。両サイドの生え際をグルーガンで固めることで立体感を出してみました。また、普段のメークよりもピンク系のアイシャドウを多めに使い、ブランっぽい目元を再現したところも、こだわったポイントの一つです」(「勝利の女神:NIKKE」ブラン/天音あずはさん)