大宮双輪場 あり方検討委“移転場所は県が判断を”/埼玉県
老朽化などが課題となっている、県営競輪場「大宮双輪場」のあり方について考える第三者の検討委員会は19日、県に提出する意見書をまとめました。 「大宮双輪場」はこのまま残すことを前提にしていますが、建て替え場所は、移転を望む声もあり、「県に判断してほしい」としています。 「大宮双輪場」は1949年に大宮公園の中に開設しましたが、75年が経ち、施設の老朽化などが課題となっています。 検討委員会ではこれまで、▼大宮双輪場をこのまま残すか、▼残す場合は、今ある大宮公園の中に建て替えるか、などをポイントに、委員が議論を重ねていました。 意見書では、県内には、西武園競輪場と併せて、全国で唯一、競輪場が2か所あることに言及。 県の財政への貢献が今後も期待されることなどから、大宮双輪場はこのまま残し、「2か所あるメリットを最大限に生かすことが望ましい」とまとめています。 一方、建て替え場所については、「現在の位置で再整備をすることは可能」としていますが、一部の委員からはほかの場所への移転を望む声が上がりました。 このため、「さまざまな意見があったことを踏まえて、県に判断してほしい」としています。意見書は、年内をめどに県に提出する予定です。
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