マダニ媒介の感染症で70代男性が死亡 愛媛県内で今年2例目
愛媛県内で今年2例目です。県はマダニによる「重症熱性血小板減少症候群」SFTSにより、高齢の男性1人が亡くなったと発表しました。 亡くなったのは、中予保健所管内に住む70代の男性です。県によりますと、この男性は今月19日、入院していた病院で発熱や下痢などを発症。 「重症熱性血小板減少症候群」SFTSの疑いがあるとして検査したところ、感染が認められ、その日のうちに亡くなったということです。 男性は入院する前、山などに行く機会があったということです。 今年、県ではSFTSによって2人の死亡が確認されているほか、患者数は過去5年間で最も多かった2022年の4人を上回る6人となっています。 SFTSはマダニにかまれた後6日から2週間で発熱や嘔吐、下痢などを発症する感染症です。 2013年3月以降県内では48人の感染が確認され、このうち、14人が死亡しています。 県は、草むらなどに入る際は長袖・長ズボンなどを着用し、マダニに咬まれないよう対策するほか、感染の不安がある場合は各保健所の相談窓口に連絡するよう呼びかけています。