男性としてプロ目指した元女子フライ級王者、真道ゴーが現役引退…「生きざまは見せられた」
性別適合手術を受けて男性としてプロ復帰を目指していた世界ボクシング評議会(WBC)女子フライ級元王者の真道ゴー(37)(グリーンツダ)が17日、大阪市内で記者会見し、「年齢や体の状態から最高のパフォーマンスを見せられる自信がなくなった」と現役引退を発表した。
2017年に戸籍を変更して一度引退し、男性としてプロ挑戦を表明。昨年12月の準公式試合で男子プロ選手と善戦したことから、所属ジムは日本ボクシングコミッション(JBC)にライセンス発行を求める要望書を提出したが、3月に「安全管理上疑義があり、認められない」とする回答を受けていた。
真道は「(プロテストを)認めてはもらえなかったが、生きざまを見せることはできた。リングを下りることに悔いはない」と話した。