「頼れる人がいない」「やることが多すぎる」…仕事と子育ての両立を《無理せず》乗り切るアイデア【体験談&専門家対談】
仕事も子育てもがんばるあなたへ
最後に、仕事も子育てもがんばっていらっしゃる保護者のかたに向けて、佐伯さんと渡邊さんからのメッセージをお届けします。 佐伯早織さん:私も子育てをしながらオンラインでコーチングの提供を行っています。 仕事と育児の両立は時間・体力との戦いなので、どちらも100%というわけにはいきません。 「自分が一番大切にしたいことは何か」「どんな家族でありたいか」と考えたときに、私は「家族が笑顔でいられて、ごはんがおいしく食べられること」という結論に行き着きました。 「一番大切なことが満たされていればOK」とマインドを少しずつ切り替えて、一緒に両立を楽しんでいきましょう! 渡邊大地さん:この記事を読んでくださっている時点で、すごくがんばっていらっしゃることは僕が保証します! これ以上がんばるのは大変だから、周りを見回して、パートナーやお子さま、その他頼れる人の力を借りてみませんか? 1つでも2つでも「これは任せちゃおうかな」「遠慮しないであの人に聞いてみよう」と思えることを増やしてもらいたいです。
まとめ & 実践 TIPS
渡邊さんと佐伯さんからは、両立のポイントとして「カンペキを目指さない」「ため込まない」「周りに頼る」などのご提案をいただきました。 これらの要素をひと言でまとめると、《引き算の子育て》といえそうです。 保護者のかた自身が楽しく過ごせれば、家庭の雰囲気も楽しいものになり、お子さまにもパートナーにもきっとよい影響があるはず。 これまでの習慣や考え方を見つめ直して、できるだけ無理せず子育てを楽しめる方法を探していきましょう。 ※記事内の体験談コメントは2023年11月に行った「保護者のかた向けアンケート」(393人回答)より掲載。
プロフィール 渡邊大地 株式会社アイナロハ代表取締役・札幌市立大看護学部非常勤講師 一般企業に勤務後、妻の出産をきっかけに産前産後の男性の役割を模索し、株式会社アイナロハを設立し、産後サポート事業「産後サポート《ままのわ》」を開始。両親学級や父親学級、講演会などで精力的に活動。著書に『赤ちゃんがやってくる!~パパとママになるための準備カンペキBOOK~』(KADOKAWA)など多数。お子さまは中学2年生、小学5年生、小学1年生。
プロフィール 佐伯早織 ライフコーチ ソフトウェア開発・販売企業やコンサルティング企業に勤務後、出産を経て2022年からコーチングを提供。現在はフリーランスとして、オンラインでコーチングセッションを行っている。ママコーチ仲間と共に、ママ向けの講座やイベント、コーチングを提供するBoshitoを運営中。お子さまは2歳。