「ものを捨てられない派」高橋久美子さんの無理をしない片づけ。人に譲って喜んでもらうと格別
買わずに物を交換し合う、レンタルという手も
同じように、最近は読み終わってずっと開いてない本を、甥や姪に渡すようになった。本だけは全部置いときたいと思っていたけど、子どもたちが読んだ方が血肉になって本が役に立つと思ったからだった。児童書や絵本、中高生が読むのにぴったりな本をセレクトして持ち帰り、押しつけるでもなく、こんなのもあるよーと手渡してみる。 近所の大学生にも数冊貸している。中学時代、CDや本を貸し借りしたように、すべてを買わずに交換し合う文化もいいなあと思う。 貸し借りといえば、最近は服もレンタルの時代なんですね。サブスクで月額いくらかを払って、ネットで選んだ好きな服を借り、着終わったら返すというサービスがあるそう。 身にまとうものをレンタルというのは驚きだったけれど、いろんなのを手軽に着られるのは楽しそう。思春期にこのシステムがあったら私もやっていただろうなあ。気に入ったものは購入できるそうだ。 そんなわけで、私の片づけはあと何年かかるかなあ。やれそうなところから少しずつ、家から物を出していきたいと思う。
高橋久美子