能登半島地震復興を願う石川県出身のBreakingDownファイターが一撃必殺パンチで快勝!対戦相手は引退へ
28日、都内某所で『BreakingDown12.5』が開催。第3試合では【博多の虎】虎之介vs【硬派な空手一本道】大野篤貴が行われた。 虎之助は『BD8』で【BreakingDreamer】としぞうを倒し、『BD9』では【いじめ撲滅人】フクタロスを瞬殺KO。しかしバンタム級トーナメント準々決勝で【孤高の闘神】冨澤大智に破れ冨澤に2連敗していた。 『BD7.5』で冨澤に破れているが、バンタム級トーナメント決勝戦まで駒を進めていた【硬派な空手一本道】ダンチメン・あつきこと大野篤貴が対戦相手に。 トーナメントで戦わなかった2人だが、虎之助は「イージーファイトすぎてやる気が起きない」とゲンナリしながら試合へ。さらに前日会見で虎之助は負けたら引退を予告していた。
スピードと手数で勝る虎之介が序盤は攻め込む展開も、しのいだ大野が回転蹴りを見せて警戒させながら堅実に重いミドルキックを当ててダメージを蓄積させる。ガードを固めてカウンターを狙う大野は、終了約3秒前に左フックをアゴ先にクリーンヒット。虎之介がバタリと真後ろに倒れ込む完璧なダウンを奪う。 根性を振り絞って起き上がった虎之介だったが、再開とほぼ同時に時間いっぱい。決定的なダウンを奪った大野が3-0で判定勝利を収めた。
マイクを取った大野は、「虎之介、最高にカッコいい男でした。引退とかぜってー言うな!1回2回負けたくらいでぜってー引退すんな!立ち上がってこい!這い上がって来い!俺だって今からBreakingDownどんどん上がっていって、負けた2人の選手に絶対リベンジするから」と、拳を合わせて絆が芽生えた虎之介へエール。 そして、「1月1日の石川県の能登半島地震から半年がたった今でも、まだまだ石川県の復興は進んでいないのが現状です。そこも僕の試合を通して少しでも沢山の方にその現状を知っていただいたり、石川県の人たちを僕が試合を見せることで元気づけたいと思います。そんな格闘家であろうと思います。これからもよろしくお願いします!押忍!」と、石川県金沢市出身の人間として故郷への思いを叫んだ。 なおその後SNSを更新した虎之助は「応援して頂いた方々すみませんでした。約束通り 虎之介は引退します 今までありがとうございました」と引退を改めて強調した。