全九州大学野球選手権、福岡大と久留米工大が決勝進出
野球・全九州大学選手権(2日・みずほペイペイドーム福岡)――準決勝2試合が行われ、福岡大(九州六)と久留米工大(九州地区北部)が3日の決勝に進んだ。 【スコア】準決勝の試合結果
久留米工大・冬木「狙っていた球」
久留米工大が、大会最多10度の優勝を誇る九産大を相手に奮闘した。
内野安打や敵失で作った一回一死一、三塁の好機。4番冬木(2年・自由ケ丘)が外角高めの直球を振り抜くと、打球は中前に転がり先制点を挙げた。「狙っていた球を打ち返すことができた」と冬木。5、6番も連続適時二塁打で続き、投手陣がリードを守り切った。
リーグ戦で10月に初優勝を決めた後、直ちに全九州選手権に照準を合わせてきた。初戦が九産大に決まると、相手エースを分析して投球の傾向をつかみ、対策を練った。平嶋監督は「浮足立つことなくプレーできた。準備をしてきた成果」とうなずいた。
試合が終了すると強豪を破った選手たちはベンチから飛び出して喜びあった。冬木は「素直にうれしい。次もチャンスで打つ」。強打者らしい自信がみなぎっていた。(古島弘章)