名機・A型エンジン搭載の歴代『サニー』が集結…オールサニーズ・ミーティング
静岡県静岡市の総合温浴施設「リバティリゾート久能山」駐車場で12月15日、フェイスブックとインスタでつながった日産『サニー』約90台が集まり、情報交換や部品交換などで親交を深めた。 【画像全42枚】 「とにかくサニーが好き」というフェイスブック「All Sunny‘s」のメンバーは約2000人。そのうち静岡県メンバー15人が「ALL SUNNY’s 皆の衆~集まれ~の会」と銘打ち、初の広範囲規模のミーティング開催にこぎつけた。 もともとこの会場は、毎月第3日曜日に旧車関係のパーツやグッズ類などを販売する「SZOKシーサイドオートパーツフリーマーケット」というイベントを開催。今回はオールサニーズとの初のコラボということで、普段とはまた違った熱気のあるイベントとなった。 今回集結したサニーは、事前エントリー60台とギャラリー30台という計90台。西は岡山、東は茨城などから続々と集まって来た。 「A型ではなくてもサニーならなんでも大丈夫」というのがグループのルールではあるものの、集まったのは名機・A型エンジン搭載車だ。それも長年生産されたサニトラの数が圧倒的。そうした、エンジンを始め様々にカスタマイズされたサニトラ軍団に交じり、初代B10型、2代目B110型、3代目B210型、4代目B310型といった歴代サニーの姿もあった。 横浜から来たという2代目クーペ1200GXは、ヘッドをビッグバルブ化するなどの軽チューンを施しているものの、ほとんどオリジナルに見える美しいルックス。「軽いし良く回るし、楽しいクルマです」とオーナーは満足気。今回最年少の21歳オーナーが乗って来たのは初代のバンで、しかもシングルナンバー。「友達の父親が乗っていたのを譲り受けました。大切に乗っていきたい」と話していた。 この日は肌寒い気温だったが昼前には快晴に。会場はサニーだけではなく、日産『フェアレディZ』やトヨタ『セリカ』、ロータス『ヨーロッパ』、いすゞ『117クーペ』など、様々な旧車も多数現れ、ちょっとした規模のクラシックカーイベントのようになって盛り上がった。 今回のミーティングをまとめた廣田清人さんは、なんとエアサスを組み込んだサニトラ乗り。「初の開催でこれだけ集まってくれて感謝しかありません。サニーは普段のアシとして使われる大衆車。若い人の旧車の入門車でもあり、気軽に改造もできるなど楽しいクルマです。この規模は初開催でしたが、全国各地で集まりがあるし、つくばや富士での走行会もやっています。2025年4月にはラグーナ蒲郡(愛知県蒲郡市)でミーティングを開催予定です。今回のミーティングも、来年も開催して定例化できればと思ってます」と意欲的だった。
レスポンス 嶽宮 三郎