夢を叶えた中村麗乃、2025年も『ダンス オブ ヴァンパイア』出演で飛躍の年に

　その覚悟と意志を持って駆け抜けた『Endless SHOCK』は、中村にとって人一倍強い思いがあった。今年11月29日に帝国劇場で行われた『Endless SHOCK』の大千穐楽カーテンコールでは、2つの夢が叶ったことを明かしている。それは「今の帝国劇場に立つこと」と「憧れてきた女優さん（神田沙也加）が演じた役をやりたい」という夢。神田は2012年に同作のヒロインを務めており、中村は2023年の初演から彼女への憧れを語ってきた（※2）。神田とはまた異なるヒロイン像を体現した中村だが、その姿にかつての神田の姿を重ねながら観ていた者も多かったのではないだろうか。 　12月4日に放送された音楽特番『2024 FNS歌謡祭』第1夜（フジテレビ系）では、『Endless SHOCK』ラストステージとして、「Dancing On Broadway」「MUGEN（夢幻）」のスペシャルパフォーマンスが披露された。佐藤勝利（timelesz）とのペアダンスはとても美しく、荘厳な楽曲の世界観には息を呑んだ。放送後のSNSでは中村への賛辞が相次いでおり、彼女の存在が乃木坂46というグループを超えて認知されていっていることに嬉しくなった。 　来年5月からはミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』が上演。中村が演じるサラは、過去に憧れの神田をはじめ、先輩である桜井が務めていた役でもある。ずっと追いかけ続けてきた神田の背中はこれまではまだ遠かったかもしれない。しかし、今の中村は彼女に手が届くところまで来ているのかもしれない、と思わせられるほどのポジションにいることは確かだ。夢を叶えた2024年を経て、2025年はさらなる飛躍の1年となることを願っている。 ※1：https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/64170? ※2：https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/101067