松本人志「独占インタビュー」はテレビ復帰を遠ざけたのか…圧倒的に欠けていたものとは
何かしらのメッセージを出すと見られていたダウンタウン松本人志(61)が、文藝春秋との裁判終結後、初めてのインタビューが配信されたのが昨年12月25日のこと。「松本人志が語る今の思い。そして見据える今後」という記事で取材に応じた松本は、訴えを取り下げた理由や活動休止中の胸中、今後の展開などについて語っている。 【写真】女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白 さらに、松本は相方の浜田雅功(61)と独自プラットフォーム「ダウンタウンチャンネル(仮)」を立ち上げ、今春には活動再開するという。これに意義を唱える声は聞かれず、松本のお笑いを待ち望む熱烈なファンからは歓喜の声が聞こえてくる。だが、その一方で、松本が話した内容に納得や共感が得られたという声は極めて少ない。 「週刊文春に報じられた性加害疑惑について、先方との取り決めで触れられない部分があるというのは理解できます。しかし、飲み会で性的なことが行われていたのか否かなど、多くの人が疑問に思っていること、知りたいことに迫れていなかった。全体的に保身に走っている印象だったのが気になりました。ここは自分を下げるような話をしてほしかった」(週刊誌記者) 裁判終結後、松本は弁護士を通じて《かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で、不快な思いをされたり、心を痛めた方々がいらっしゃったのであれば。率直にお詫び申し上げます》とコメントしているが、週刊文春に告発した女性たちに直接向けたものではなかった。 ■注目される活動再開後の松本のお笑い 《飲み会について言えば、僕としてはみんなで楽しんでくれればという思いしかなかったです。でも、後輩たちにも気を使わせていたのかもしれないし、嫌な思いをした方がいたのかもしれないという部分はある。そうしたさまざまな思いを、裁判を取り下げた時に出したコメントの中に「お詫び」という形で入れさせてもらいました。》 今回のインタビューで松本は、飲み会について「みんなを楽しませるためのものだった」と語り、文春に書かれた内容と大きく乖離している。 インタビュアーが何を問いかけたかがわかる一問一答形式でないところなど、全体的にどこか消化不良の感じが否めないインタビューだったと思ったのは筆者だけではないはず。しかし、お笑い関係者によると、今話せる精一杯の内容だったという。 復帰後の松本は、どんなお笑いをファンに披露することになるのか。 (本多圭/芸能ジャーナリスト) ◇ ◇ ◇ 松本はインタビューを受けなければよかった? ●関連記事【もっと読む】松本人志の独占告白「何を聞いてもらってもいい」にツッコミの嵐…YouTubeはやらないプライドは見せた?…に詳しい。