香港GDP、第3四半期は前年比+1.8%に減速 通年予想+2.5%
[香港 15日 ロイター] - 香港政府が15日発表した第3・四半期の域内総生産(GDP)は前年比1.8%増(季節調整後は1.1%減)と、第2・四半期の3.2%増(同0.3%増)から減速した。 第1・四半期は2.8%増(同2.5%増)だった。 政府は年内プラス成長が続く見通しとしながらも、通年の成長予想は2.5─3.5%から2.5%に下方修正した。 政府エコノミストのアドルフ・レオン氏は「最近は外的環境がより厳しくなっているが、香港経済の成長ペースは年内維持されるとみられる」と指摘。第1─第3・四半期の実績に加え、世界や域内情勢の最新動向を考慮し、通年の実質GDP伸び率予想を8月時点の2.5─3.5%から2.5%に下方修正したと述べた。 また通年の基調インフレ率と総合インフレ率の予想は、それぞれ1.3%と1.9%から1.1%と1.7%に下方修正されたと説明した。