2024年「ブレイク俳優」女性編、松本若菜が年間で1位 主演ドラマ2作で下半期大躍進
ドラマや映画など話題作の多かった2024年、視聴者に大きなインパクト与えた俳優は一体誰なのか? ORICON NEWSでは、恒例の『2024年ブレイク俳優ランキング(女性編)』を調査。年間1位に輝いたのは、上半期では圏外ながらも連続ドラマ2本続けて主演した【松本若菜】が大躍進した。 【ランキング表】松本若菜が年間1位に、あのやウイカなど話題作に出演の俳優がランクイン
■主演ドラマ2作続き、大躍進 全世代から支持を集め首位に
上半期ではランクインしていなかった【松本若菜】が大きく躍進し1位を獲得。松本は、『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)に続き、今期の『わたしの宝物』(フジテレビ系)と2クール連続でドラマ主演を務めている。『西園寺さん~』では明るくユーモラスなキャラクターを演じた一方、『わたしの宝物』では不倫をテーマにしたシリアスな役どころに挑戦した松本。 ユーザーからも「2クール連続でドラマの主演に抜擢。どちらのドラマでも高い演技力で話題になりました」(愛知県/10代/女性)、「今までのイメージとは打って変わって主演を務められた作品がコメディーだったりシリアスだったり。魅力的です!」(埼玉県/20代/女性)と、多くの支持を集め首位に輝いた。 松本は、2022年放送のドラマ『やんごとなき一族』(TBS系)で魅せた怪演では「松本劇場」などと話題を集めた。その後、2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康(松本潤)の側室・阿茶局を演じ、存在感を残した。 「立て続けに主演をしている姿が飛躍を感じさせた」(鹿児島県/30代/女性)、「大河ドラマ『どうする家康』で注目していたが、民放の主演も始まり、これからも息の長い俳優になりそう」(大阪府/50代/女性)といったコメントも多く、俳優としてのステージを大きく進めた1年となった。
■『ふてほど』以降、ドラマ、CM等で引っ張りだこの1年
2位にランクインしたのは、上半期1位だった【河合優実】。やはり最もコメントが多く寄せられたのは、2024年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞にも通称「ふてほど」が選ばれた、TBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』への出演だ。 同作品は、昭和から令和にタイムスリップした体育教師の主人公が、コンプライアンスが重視される現代で不適切な言動や行動で人々と衝突しつつも絆を深めていく様子を描いたヒューマンコメディで、河合は主人公の市郎の娘で昭和の女子高生・小川純子を演じた。 「『不適切にもほどがある』から始まり演技力を試される作品にいっぱい出ていて、これから若手女優の演技力筆頭になると思ったから」(東京都/20代/女性)、「出演作品が一気に公開されたのと、なんといってもふてほどの純子役で大活躍!大躍進でした!」(兵庫県/40代/女性)など、幅広い世代から支持を集めた。 「ふてほど」以降も、映画『あんのこと』や『ナミビアの砂漠』では主演を務め、多彩な役柄で存在感を発揮。味の素『クノール カップスープ』、ユニクロ、さとふる、サントリー『クラフトボス』などCM出演も増加したことで、認知度もアップ。来年は、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の出演も決定しており、さらにファン層を拡大していきそうだ。