【高校サッカー】初出場東海大相模が8強入り有馬信二監督「夢をつかみに行こう」
<全国高校サッカー選手権:東海大相模3-0東北学院>◇2日◇3回戦◇U等々力 初出場の東海大相模(神奈川)が東北学院(宮城)を3-0で破り、8強に進出した。 【一覧】高校サッカー勝ち上がり表 全国の舞台で2勝目を挙げた有馬信二監督は、選手たちのプレーぶりに目を細めた。 「落ち着いてるんですよね。(夏の全国高校野球選手権大会で8強の)野球部がやっぱり甲子園で浮ついていない姿を見て、『お前らも落ち着け、浮つくな、地に足つけてやれ』とは言ったものの、ここまでね、高校生がこんな1戦1戦成長して行くんだなと改めて思いますね」 黄色と黒の縦縞が躍動した。前半5分、左クロスにMF小林晄也(3年)が頭で合わせると、相手GKにかき出されたが、副審がゴールインのサインで得点が認められた。前半追加タイム1分には得意のロングスローからDF塩田航央(2年)がヘディングで追加点を奪った。 2-0の後半31分には、右クロスにFW辻将輝(3年)が胸トラップから右ボレーを突き刺してリードを3点に広げた。後半は攻め込まれる場面もあったが、最後までゴールを割らせず、無失点に抑えた。初出場ながら、大舞台で堂々とした戦いを披露。掲げていた8強にたどりついた。 野球部や柔道部などの全国区部活に負けない快進撃だ。指揮官は「生徒には『夢のあるチーム』とノートに書いて、『夢のある場所に来たんだから、夢をつかみに行こう』と言ってあるので、その夢は何かは言いませんけど、それをつかめるところまでは来てるのかなと思います」と語った。夢はまだまだ続く。【佐藤成】