Jリーグ通イタリア人が厳選! 2024年Jリーグベストイレブン【MF】「僕のお気に入り」「これほどのMFが…」
最後のチャイムが鳴り、学校が終わる。1年間の努力、喜び、悲しみ、成功、そして挫折を経て、一年を振り返る。それは、長く激闘が繰り広げられたJリーグのシーズンの終わりにも同じことが言えるだろう。僕は2024年のJリーグでの「ベストイレブン」を選出し、自分なりの理想的なフォーメーションは4-4-2で組むことにした。(選出・文:アレックス・シルヴェストリ、翻訳:佐藤徳和) 【画像】2024年Jリーグベストイレブンのフォーメーション図はこちら!
セントラルMF:田中聡(たなか・さとし) 生年月日:2002年8月13日 所属クラブ:湘南ベルマーレ 2024リーグ戦成績:33試合4得点4アシスト 田中聡は僕のお気に入りの一人。前回の記事でもJリーグでプレーする注目の若手日本人選手10人を取り上げた際に彼の名前を挙げたけれど、今シーズンは多くの試合で彼を観る機会があり、そのパフォーマンスは間違いなく僕の期待に応えるものだった。 まず、注目すべき点は、湘南ベルマーレが残留を果たしたのは、この若きMFの活躍によるところが非常に大きいということ。2024年の彼のスタッツを見ると、攻撃面がストロングポイントではなかったものの、相手の攻撃を阻止するという面では卓越したプレーを披露し、相手が彼を振り切るのは非常に困難だった。 僕が「ベストイレブン」の中盤に彼を選んだのは、これほどのMFがチームに一人いれば、多くのチームの助けになるからだ。 選定:アレックス・シルヴェストリ トスカーナ州ペッシャの出身。『ピノッキオの冒険』の作者カルロ・コッローディが生を受けた村の近くで生まれ育ち、現在は同州のルッカに在住。Jリーグの黎明期から試合を観ている大の日本サッカー通で、サムライブルーとなでしこジャパンの試合も欠かさない。鹿島アントラーズとカマタマーレ讃岐、そしてユヴェントスのファン。好きな選手は鈴木優磨。キャプテン翼やSLAM DUNKなど、日本のアニメにも詳しい。好きな日本食はオニギリとタコヤキ。
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