管理職は割に合わない? 未経験者の約半数が「管理職になりたくない」と回答【ビズリーチ調べ】
ビズリーチが運営する「ビズリーチ WorkTech研究所」は、管理職のキャリア観に関するアンケートを実施した。ビズリーチ会員の1,290名が回答している。
現在マネージャーをしている人は9割弱が「管理職を続けたい」
まず、回答者全体に対し、今後管理職になりたい、または続けたいと思うかを聞くと、合計で74.3%の人が「なりたい、続けたい」と回答した。
また、現在マネジメントを行っている人に対し、管理職を続けたいと思うかを聞くと、合計で86.7%が「続けたい」と回答した。
マネジメント経験者に対し、管理職を続けたい理由を聞くと、「組織の方向性を決める権限や責任が持てる(62.9%)」と「給与(報酬)を上げたい(62.3%)」がツートップとなり、「経営者(役員含む)を目指している」は28.2%にとどまった。
一方で、管理職に続けたくない理由を聞くと、「責任やストレスを感じることが増えそう(58.8%)」「給与面でのメリットを感じない(47.5%)」「実務的な業務から離れたくない(37.5%)」が上位3つとなり、報酬とのバランスがとれないと感じている人が多いことがわかった。
マネジメント未経験者は「管理職になりたい、なりたくない」が半々
また、これまでにマネジメント経験がないと答えた人に対し、今後管理職になりたいと思うかを聞くと、「なりたい」は合計で53.0%、「なりたくない」は合計で47.0%で、半々となった。
管理職になりたくない理由としては、マネジメント経験者と同じく「責任やストレスを感じることが増えそう(59.3%)」が最も多かった。一方で、「給与面でのメリットを感じない」は37.3%にとどまり、「実務的な業務から離れたくない(47.5%)」と感じている人の方が多いようだった。
調査概要
・【調査対象】ビズリーチ会員 ・【調査期間】2024年4月22日~2024年5月5日 ・【有効回答数】1,290