センバツ21世紀枠 白山に表彰状 県推薦選出で /神奈川
来春の第93回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)で「21世紀枠」の県推薦校に選ばれた白山高校(横浜市緑区)野球部の竹田一宏総監督と尾形裕昭監督、安東拓真部長が18日、毎日新聞横浜支局を訪れ、中田卓二支局長から表彰状が贈られた。 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 同校野球部は1976(昭和51)年、開校と同時に創部。今年の県秋季大会ではベスト8に進出し、準々決勝では強豪・桐蔭学園を相手に1点差で惜しくも敗れた。校舎の耐震工事で部活動が制限された中でも、グループ分けして練習に取り組むなどして成果をあげたことや、部員が学校近隣の清掃活動、大会補助員の業務に積極的に参加していることなどが評価された。 同部は部員不足に悩まされた時期があり、2000~06年は公式戦に出場できなかった。当時を知る竹田総監督は「名誉ある推薦はうれしいし、励みになる」と喜んだ。 推薦決定後には、学校周辺の住民から「おめでとう」などの言葉をかけてもらったという。安東部長は「OB、保護者、地域の方々に支えられ、チームが愛され続けた結果だと思う」と話した。尾形監督は「秋の悔しさを春に取り戻すべくやっている。今回の表彰でぶれることなく、より一層練習に取り組んでいきたい」と語った。 21世紀枠の推薦校は12月に全国9地区で各1校に絞られ、21年1月29日の選考委員会で出場3校が決まる。【宮島麻実】