「困った…保育園のお昼寝が長すぎて夜眠らない!」現役保育士が明かす“お昼寝を短くしてもらう方法”
お昼寝の時間保育士は何をしている?
その時間保育士も一緒にお昼寝……することができれば最高ですが、実際はお昼寝の時間の間にやることがたくさんあります。 ・SIDS(乳幼児突然死症候群)予防の呼吸確認 ・保育士の休憩回し ・連絡帳の記入 ・月案、週案、行事計画書といった書類作成 ・おたよりの記入 ・クラスや行事の会議 ・製作の準備や活動の準備 幼稚園のように子どもがいない時間が無い保育園では、子どものお昼寝の時間を活用して会議や活動の準備、書類の作成を行っています。 また、保護者の相談を受けたり、電話対応をしたり、お昼寝の2~3時間の間にもやるべきことはたくさんあります。もはやお昼寝の時間の方が活動の時間より動き回っている……なんていうことも。
お昼寝の時間を短くするのを渋られるのはなぜ?
フォロワーさんから「お昼寝の時間をなくしてほしいとお願いしたら、先生から嫌な顔をされてしまった」という相談を受けることが多々あります。 保育園側も上記のようにお昼寝の時間にやらなければならないことがたくさんあり、一人の対応が難しい……という事情があるからです。それが態度に出てしまうのは問題ですが、渋られる園と快く対応してくれる保育園、一体何が違うのでしょうか。 <保育士の手が足りていない> 子どもがお昼寝をせず起きている場合、起きている子の対応をする保育士が必要となります。 その時間はまだ寝ている子、寝ていたい子もいますし、寝ていない子が寝ている子を起こすことは避けたいところ。同じフロアだと起きている子同士話したり遊んだりするので、別の部屋に行く場合はその部屋で子どもを見る保育士が必要です。 乳児クラスで複数担任であっても、会議で誰かが他の部屋に行かなければいけない、書類を終わらせなければいけない……となるとその子を見ている余裕がない場合も。 保育士に余裕がないと「お昼寝をなくしたり短くすることは難しい」と渋られてしまう可能性は高くなるかと思います。 <起きている子を見るスペースがない> 部屋に布団を敷いたらもうそれで部屋がきつきつ……なんていうことがよくあり、起きている子が遊ぶスペースがないなんていうことが実はよくあります。 働いていた保育園で使われていた簡易ベッド(コットベッド)を敷く時、もう足の踏み場もなくて自分のベッドにたどり着くまでも一苦労……なんていう園もありました。