【2025年期待の一頭】初黒星でも悲観なし!上のステージでも通用の〝好素材〟スナッピードレッサは/立川敬太
立川敬太【スナッピードレッサ(牡3・大竹)】
昨年の当欄で期待したミッキーファイトが、暮れのJpnⅢ名古屋大賞典を制して重賞2勝目を挙げた。当時記した〝ケンタッキーダービーを目指せる素材〟の実現には至らなかったが、今年以降も楽しみな存在に変わりはない。 同馬も3歳ダート路線をリードした立役者の一頭(最大の功績はフォーエバーヤングだが)。全国的な3歳ダート路線の整備もあって、以前は芝のクラシックに比べて軽視されがちだった同路線がレベルアップされたのは間違いない。 今年の3歳で注目しているのがスナッピードレッサだ。デビュー戦が2着に2秒2差の大差V。2戦目のカトレアSは芝スタートに戸惑って後方からの競馬を強いられ、まともに追えたのは残り300メートル付近で進路が開いてからのみだった。0秒7差4着も悲観する内容ではなく、粗削りな面が解消してくれば上のステージで戦える好素材。引き続き注目していきたい。
立川 敬太