元日本代表MF香川真司「カズさんの生き様は一番見習いたい」淡路島での講演会で夢語る
C大阪で元日本代表のMF香川真司が28日、兵庫・淡路島で開催された将来の夢や目標を持つことの大切さについて語るイベント「スポーツ選手の夢キャリア教室」に参加した。 兵庫県出身の香川は株式会社パソナグループで「兵庫アスリートナビゲーター」として活動しており、イベントには関西在住の小学生から高校生までの約100人が集まった。 イベントでは「夢、目標を持つことの大切さ」を自身の体験談を通して語った。子どもたちからは、「子どもの頃に憧れていた選手はいますか?」と質問され、「三浦知良選手です」と即答。「カズさんの生き様は一番見習いたい人の生き方。カズさんは今もなお、憧れている選手です」と話した。 また、「プロになるために心がけていたことは何ですか?」と聞かれ、「日本中にうまい選手がいる。僕は中学生で注目されてたわけじゃない。同年代で注目されてる選手がいた。悔しい思いをしながら、誰かの背中を追いかけていた。サッカー選手になるためにどうやって勝てばいいか考えた。練習するしかない。諦めない。その二つ。それが重要なメンタリティ、成長できたこと。中学生で悔しい思いをした中のがすごく重要だった。今も忘れちゃいけない心。目標に対してどんな結果でも諦めない。やり続ければチャンスがあるとみんなにわかって欲しい。簡単にプロにはなれない。努力の積み重ねで夢が目標に変わる瞬間がある。自分の力でつかみとって欲しい」と熱い思いを伝えた イベントの最後には香川の提案で、2ショット撮影会を実施。参加した子どもひとりひとりと記念撮影を行った。全体撮影のみと知らされていた子どもたちは、香川からのサプライズに大はしゃぎだった。粋な計らいでイベントを盛り上げたベテランは「人数も多くなかったし、雨のなかきてくれたし、写真を撮れてよかったです。今日、話したことが、少しでも心に、耳に届いたらうれしい」と笑みを浮かべた。
報知新聞社