TOPIX、34年半ぶりに史上最高値を更新 バブル期を一時上回る
4日午前の東京株式市場で、東証株価指数(TOPIX)が、バブル経済期の1989年12月18日に付けた2886・50を一時上回り、34年半ぶりに史上最高値を付けた。午前10時現在、TOPIXは前日終値比15・88ポイント高の2888・06。野村証券の沢田麻希ストラテジストは「円安や金利上昇が業績を押し上げる自動車や銀行など大型株の上昇が寄与している」と指摘している。 【写真まとめ】お立ち台、ディスコ…写真で振り返るバブルの始まりと終わり TOPIXは東京証券取引所のプライム市場に上場する企業を中心に約2100社の株価で構成する。68年1月4日の時価総額を100として、現在の時価総額がどれくらい増減しているのかを示す。 225社の株価で構成する日経平均株価も続伸した。3日の米国市場でハイテク株中心のナスダック総合指数が最高値を更新した流れを受け、一時は3月に付けた終値ベースの最高値に迫る4万800円台半ばで取引された。午前10時現在は前日終値比138円14銭高の4万718円90銭。【浅川大樹】