最高額は誰だ! U-23日本代表、市場価値ランキング1~10位。パリ五輪を目指す日本期待の才能たち
日本サッカー協会(JFA)は4日、AFC U-23アジアカップ カタール2024に臨むU-23日本代表のメンバーを発表した。その中で最も市場価値が高いのは誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は4月15日時点、金額が並んだ場合はサイトに準拠。
10位:山本理仁 生年月日:2001年12月12日(22歳) 市場価値:60万ユーロ(約8400万円) 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 2023/24リーグ戦成績:30試合0得点0アシスト 東京ヴェルディの下部組織で育った山本理仁は、2019年に17歳でトップデビューを飾ったMFだ。すぐに定位置を獲得すると、2022年にはJ2通算100試合出場を達成し、同年夏にガンバ大阪へ移籍した。J1で1年間プレーしたあと、2023年夏にベルギーのシント=トロイデンに加入している。 着実にステップアップを続ける山本は、ベルギーでも進化を続けている様子だ。ここまでリーグ戦30試合に出場しているが、先発は6回と多くない。ただ、その6回のうち5回は2024年に入ってからのことで、チーム内での信頼は高まっているとみていいだろう。 ベルギーリーグでの成長は、U-23日本代表の試合でも垣間見えた。先月のU-23マリ代表戦では、得意の左足のキックで見事なサイドチェンジをするなど持ち味を見せつつ、Jリーグ時代はあまりなかった球際の強さを感じさせるプレーもあった。 山本の市場価値は、東京ヴェルディ時代の2022年6月の70万ユーロ(約9800万円)がピークで、その後は現在の60万ユーロ(約8400万円)で横ばいだが、ここから飛躍する可能性は十分にありそうだ。
9位:西尾隆矢 生年月日:2001年5月16日(22歳) 市場価値:60万ユーロ(約8400万円) 所属クラブ:セレッソ大阪 2024リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト 西尾隆矢は、セレッソ大阪の下部組織で育ったセンターバックで、2020年にトップチーム昇格を果たした。すぐに頭角を現したが、ここまでの道のりは険しいものだったと言えるだろう。 西尾は、2021シーズンのJ1で31試合に先発して10代から第一戦で活躍したものの、2022シーズンは24試合出場、2023シーズンは9試合と、年々出番が減っていった。当然市場価値も伸び悩み、2023年1月の80万ユーロ(約1億1200万円)をピークに下落が続き、最新のものは60万ユーロ(約8400万円)となっている。 それでも、今季のJリーグでは、開幕から5試合連続でフル出場を果たした。180cmの身長はセンターバックとしてかなり低い部類に入るものの、持ち前のフィジカルの強さと、危険察知の鋭さと的確なポジショニングで弱点を補い、相手の大柄なFWと対峙している。 先月行われたU-23マリ代表戦のパフォーマンスは課題の残るものだったが、西尾は今大会で副キャプテンの1人に選ばれている。チームからの信頼があるからこその選出だろう。