【2024パリ五輪】セリーヌ・ディオンの感動の歌声から驚愕の生首まで。開会式の見逃せないシーンを振り返り
いよいよ開幕したパリ五輪。現地時間7月26日(金)の夜、開会式が盛大に行われた。各国の選手たちがセーヌ川をボートに乗ってパリに入場する中、セーヌ川のほとりにある歴史的な建物や数々の橋でオペラやバレエ、フレンチカンカンからR&Bまで新旧のパフォーマンスアートが繰り広げられるという斬新な演出はさすが芸術の国フランスならでは。BBCの報道によると開会式がスタジアムの外で行われるのは今回が初。これから17日の熱戦が始まるのを祝して、開会式の中から見逃せないシーンをピックアップ、世界中を圧倒したスペクタクルを振り返りたい。
レディー・ガガがオープニングを飾る
開会式のオープニングに登場したのはレディー・ガガ。シンガー&バレエダンサーでフランスを代表するエンターテナーのジジ・ジャンメールの「Mon Truc en Plumes(羽を持つ私のもの)」をセーヌ川のほとりで8人のダンサーたちとパフォーマンスした。タイトルにもあるフェザーたっぷりの衣装は「ディオール」のオートクチュールコレクション。
パフォーマンス後にガガが発表したメッセージによると、フランスにある本物のキャバレー「ル・リド」のアーカイブからポンポンを借り、リハーサルを重ねてフランスの古典をアレンジした振付を徹底マスターしたそう。「ジジと私がすれ違うのはこれが初めてではありません。ジジはコール・ポーターのミュージカル『エニシング・ゴーズ』に主演していましたが、私が初めてリリースしたジャズの楽曲はこのミュージカルで使われていた「エニシング・ゴーズ」でした」。
「フランスのみなさん、みなさんにリスペクトの気持ちを表し歌うために私を招いてくださってありがとうございます。一生忘れられない贈り物になりました。そしてこのオリンピックに出場する選手のみなさん、おめでとうございます。みなさんのために歌い、応援できたことは私にとって最高の名誉です! オリンピックを見ているといつも泣いてしまいます。あなた方の才能は想像を絶するものです。さあ、試合を始めましょう!」。